動物・鳥・昆虫

洞窟に灯る不動や滴りしる “Fudō glows in the cave, with steady dripping sounds.”(セキレイ Wagtail)

「洞窟に灯る不動や滴りしる」の俳句は、洞窟内にともる灯りと「不動」の存在を対比させながら、水滴が滴る様子を描いています。「不動」は仏教の不動明王を示唆し、揺るがぬ精神や存在の象徴とも解釈できます。一方で、「滴りしる」は、水が静かに滴り落ちる...
動物・鳥・昆虫

「母通る 枯草色の 春日中」“Mother passes by in the dry grass-colored spring sun,”

この俳画に詠まれている句「母通る 枯草色の 春日中」は、春の日差しの中を母が歩く様子を捉えています。「母通る」は、作者が母の姿を目にしている情景を表し、その歩みには穏やかさや安心感が感じられます。「枯草色の」は、冬の名残を留める草の色を指し...
その他

夢(Dream)

この俳画は、筆の流れるような線と余白の美しさが際立つ作品です。中央には「夢」という漢字が力強く描かれ、周囲には二匹の蝶が舞う様子が繊細な筆遣いで表現されています。蝶は儚さや自由の象徴とされ、「夢」との組み合わせによって、幻想的で軽やかな印象...
動物・鳥・昆虫

うぐいす(Japanese bush warbler)

In early spring, the Japanese bush warbler, known as "uguisu," fills the air with its melodious "chirp-chirp" song.This ...

「ハイと云ふ 返辞むつかし 入学す」 I’ll say yes, but it’s hard to reply. I’m entering the elementary school.

「ハイと云ふ 返辞むつかし 入学す」(はいと いう へんじ むずかし にゅうがくす)I'll say yes, but it's hard to reply. I'm entering the elementary school.この句は、...
動物・鳥・昆虫

「虎思子帰千里」(こはこをおもいてせんりにかえる)”For love of its child, the tiger braves a thousand miles to return home.”

おもいてせんりにかえる)は、中国の故事に由来する言葉で、主に親が子を思う強い気持ちや、親子の絆の深さを表すものです。意味と由来虎は子を思うと千里を走って帰る(どんなに遠く離れていても、子を思うあまり帰ってくる)。これは、虎の母親が遠く離れた...
その他

「智仁勇(ち・じん・ゆう)」Chi-jin-yu ”The three virtues: wisdom, benevolence, and courage”

「智仁勇(ち・じん・ゆう)」は、儒教の三徳(さんとく)であり、人としての理想的な徳を示す言葉です。意味智(ち)– 知恵、知識、物事を正しく判断する力仁(じん)– 思いやり、慈愛、他者を大切にする心勇(ゆう)– 勇気、正義のために行動する力こ...
動物・鳥・昆虫

「歩々清風起」(ほほせいふうおこる)“With each step forward, a pure wind arises,”

「歩々清風起」(ほほせいふうおこる)「一歩一歩進むごとに清らかな風が起こる」という意味で、日々の歩みや行動が清らかであれば、自然と周囲にも良い影響を与えるという教えを表しています。この言葉は、特に禅の修行において「心を澄ませて日々を過ごせば...
人物・人形

「慎夏」To enjoy summer dances and festivals, but to be modest.

「慎夏」「夏の踊りや祭りを楽しみながらも、慎み深く過ごす」の意味合いで書いたのかもと推測しています。To enjoy summer dances and festivals, but to be modest.
その他

 墨を摩る 心静かに 冬に入る(信子句)”Grinding ink, the heart grows calm and serene. Before one knows it, winter has arrived.”

墨を摩る 心静かに 冬に入る(信子句) 墨を摩ることで心が静まり、落ち着いていく。そうしているうちに、いつの間にか冬の季節へと入っているのを感じる。この句は、静寂な時間の中で精神が落ち着き、自然と季節の移ろいを感じ取る情景を詠んでいます。書...