「残雪や こうこうと吹く 松の風」(ざんせつや こうこうとふく まつのかぜ) Pine wind blowing in the lingering snow

この俳画は、雪深い山里の静けさと、松林を吹き抜ける風の音を巧みに表現しています。墨の濃淡だけで描かれた山と古民家は、静寂と厳しい自然の気配を感じさせ、どこか懐かしい日本の原風景を思い起こさせます。俳句「残雪や こうこうと吹く 松の風」も、春...
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冬日可愛(とうじつかわい)”the winter sun is precious.”

冬日可愛(とうじつかわい) 寒い冬の日の太陽がありがたく感じられるように、小さな恵みや温かさが特にありがたく思えること。  "the winter sun is precious." It conveys the idea that, ju...

「愛信恕(あい・しん・じょ)」Love others, treat others with trust, and remember to be considerate and forgiving. 南天(Nandina domestica)

「愛信恕」とは、「人を愛し、信をもって接し、恕(おもいやり・寛容)を忘れない」という、人間関係の理想的な在り方を示した言葉です。墨の濃淡で描かれた大ぶりな葉が、力強くも優雅に広がり、静けさの中に生命の躍動を感じさせる。葉の根元には小さな朱色...

「玉の如き 小春日和を 授かりし」”Blessed with a day of late autumn sun, like a flawless jewel.” 椿(a pale pink camellia flower)

こちらの作品は、繊細な筆致で描かれた椿の花とともに、季節の移ろいを詠んだ句「玉の如き 小春日和を 授かりし」が添えられています。この句は、「玉のように美しく、貴重な小春日和を授かった」という意味です。小春日和とは、晩秋から初冬にかけての、春...
その他

 墨を摩る 心静かに 冬に入る(信子句)”Grinding ink, the heart grows calm and serene. Before one knows it, winter has arrived.”

墨を摩る 心静かに 冬に入る(信子句) 墨を摩ることで心が静まり、落ち着いていく。そうしているうちに、いつの間にか冬の季節へと入っているのを感じる。この句は、静寂な時間の中で精神が落ち着き、自然と季節の移ろいを感じ取る情景を詠んでいます。書...

「福は内、鬼は外」”Fortune in, demons out!”

「福は内、鬼は外」"Fuku wa uchi, oni wa soto" is a traditional Japanese phrase used during Setsubun, a festival held on February ...